【競艇の確率論】理論値と実際の的中率の違いを解説!最も重要な指標とは?

上級者向け

競艇に限らずギャンブルで確実に当たる買い方はたくさんあります。

全通り買えば必ず当たります。

ただし、回収率が必ず何倍にもなるという買い方はありません。

競馬で高額の資金を動かして数%の儲けを積み重ねることで、利益を出すことはできますが、運が良くないと儲からないのがギャンブルの仕組みです。

しかし、毎レースを機械的に買うのではなく、データを集めて予想していくと回収率が100%を超えていき、儲けが出ると思い舟券を買っています

当記事では、競艇の確立論と実際の的中確率を紹介します。

競艇で当たる確率とは?

 

はじめに、単純に競艇で当たる確率を計算してみると以下のようになります。

この数字は他のどの公営ギャンブルよりも1番高い数字になっています。

その理由は、競艇は6艇が争う競技で、他と比べても1番少ないからです。

数が少ないということは当てやすいということにも繋がります。

しかし、三連単を的中させるとなるとその確率は1%にも満たしません。

舟券ごとに的中率を計算

競艇ごとに的中率に理論値を計算した結果をまとめていきます。

舟券 的中率
単勝 16.7%(1/6)
複勝 33.3%(2/6)
二連単 3.33%(1/30)
二連複 6.67%(1/15)
三連単 0.83%(1/120)
三連複 5.00%(1/20)
拡連複 20.0%(3/15)

的中率の理論値は「舟券の的中パターン/舟券の全通り」で計算することができます。

例えば、単勝の場合は1着になる1艇を当てる舟券なので的中パターンは1通りしかなく、6艇から1艇を選ぶので全通りは6種類になります。

このことから、単勝の的中率理論値は「1/6=16.7%」と計算することができます。

次に、複勝について考えると、選んだ艇が2着以内に入っている場合の的中パターンは2通りで、6艇から1艇を選ぶので全通りは6通りです。

このことから、複勝の的中率の理論値は「2/6=33.3%」と計算することができます。

複勝と拡単勝は、的中パターンが複数通りあるよ!

上記の表から、競艇では複勝が最も当たりやすく、三連単が最も当たりにくい事が分かります。

しかし、ここで「同じ舟券からどの買い目でも的中率は同じ」というような勘違いをしないようにしましょう。

たとえば、1号艇の単勝と6号艇の単勝では的中率が全くちがいます。

「単勝ならどの買い目を選んでも、16.7%の確率で当たる」というわけではありません。

実際には理論値通りの的中率にはならない

先ほど、舟券ごとに的中率の理論値を計算しましたが、実際の的中率は理論値通りにはなりません。

なぜなら、実際に的中率は「選手、モーター、コース」などの影響によって大きく変わるからです。

例えば、単勝の実際の的中率について解説していきます。

以下の表は、全国平均のコース別1着率をまとめたものです。

コース 1着率
1コース 55.0%
2コース 14.8%
3コース 12.4%
4コース 11.0%
5コース 5.8%
6コース 1.9%

競艇ではスタート時にコースが変わることがありますが、今回は「1号艇は1コース、2号艇は2コース」のように枠なり進入だったと仮定します。

すると、上の表の通り、1号艇の単勝の的中率は「55.0%ということになります。

さきほど説明したとおり、単勝的中率の理論値は「16.7%」となっています。

このことから、1号艇の単勝的中率は理論値の約3倍もあることが分かります。

が役に6号艇の単勝的中率は「1.9%」なので、理論値よりもかなり低くなります。

競艇にはコースごとに有利・不利があるので、実際の的中率は理論値通りにはなりません!

また、選手やモーターによっても、その買い目の得中率が変わってきます。

例えば、1号艇がA級選手で他の枠番がB級選手のようなレースでは、1号艇の単勝的中率は「55%」よりも高くなります。

逆に、1号艇がB級選手で他の枠番がA級選手のようなレースでは、1号艇の単勝の的中率は「55%」よりも低くなります。

他にも、競艇場ごとの特徴や風などの気象条件も的中率に影響を与えます。

そう考えると、的中率の理論値には余り意味はありません。

競艇の的中率より重要な指標とは?

 

競艇には的中率よりも重要な指標があります。

それは、回収率です。

ここからは、「回収率とは何なのか?」や「回収率がどうして重要なのか?」は正直いって」」を詳しく解説していきます。

競艇の回収率とは?

競艇の回収率とは「もともとの軍資金が何倍になったのか?」を計算する数値です。

例えば、あるレースで1万円分の舟券を買った場合、2万円の払戻金を手に入れたとしましょう。

このときの回収率は「20,000円/10,000円=200%」と計算できます。

これは、もともとの軍資金が200%(2倍)になったことを意味しています。

逆に、あるレースで1万円分の舟券を買ったトリガミになってしまい、払戻金が5,000円しか返ってこなかったとします。

この時の回収率は「5,000円/10,000円=50%」と計算することができます。

これは、もともとの軍資金が50%(0.5倍)になったことを意味しています。

回収率を計算すれば、「自分がプラス収支かマイナス収支なのか」が簡単に分かるようになります。

回収率がどうして重要なのか?

回収率は「自分が稼げているのかどうか?」はっきり理解することがメリットともいえます。

回収率が100%を超えていればプラス収支になり、回収率が100%を下回ればマイナス収支となります。

ですが、的中率は「当たっているのか?」しか表すことができません。

的中率がどれだけ高くても、回収率が100%未満ならばマイナス収支となってしまいます。

例えば、ある日の成績が「的中率20%で回収率120%だった」とします。

この場合は、的中回数は少ないものの、軍資金は120%となっているのでプラス収支ということになります。

逆に、「的中率60%で回収率が80%だった」とします。

この場合は、的中率が多いが、軍資金は80%になっているのでマイナス収支となります。

このことからも、競艇で稼ぐには的中率ではなく回収率を重視することが大切だと言えます。

的中回数が少なくても、当たったときの利益が大きければプラス収支になります。

回収率を上げるためには?

競艇の回収率を上げる方法は以下の3つです。

  • 三連単を買う
  • 買い目点数を絞る
  • 毎レースしっかりと予想をする

「どうして三連単がいいのか?」や「具体的にどのように買ったらいいのか?」について、しっかり考えることで、回収率が大幅に変わってきます。

まとめ

 

今回は競艇の確率論と実際の的中確率について解説していきました。

競艇初心者の方は、的中率を上げようとして単勝や複勝だけを買ったり、とにかく買い目点数をふやしたり、何も考えずに人気の買い目を毎回買うということがあると思います。

しかし、この3つの方法だと、的中率が上がっても稼ぐことは難しいです。

競艇で稼ぐには、

  • 選手だけでなくモーターもチェックする
  • 競艇場ごとの特徴を活かす
  • 風などの気象情報を活かす

など、正しい方法を実践することで的中率を上げていくことが大切です。

的中率ばかり目がいってしまい、回収率を意識しないのも良くありません。

的中が多くても軍資金を回収できないと、お金はどんどん減っていきます。

なので、回収率を上げる意識も常に持って競艇を楽しみましょう。

 

参考記事一覧

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